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2017/06/05

100点満点なら96点。
JNCAP2016・衝突安全性能評価で、
あのクルマが史上最高得点!

平成28年度衝突安全性能評価ランキングベスト3!

 総合得点は本来NASVAが発表していものは208点満点だが、編集部で100点満点に換算にしたものもカッコ内に入れて併記している。

 また、総合評価は最大5つ星で表され、最高評価の5つを得た場合は「ファイブスター賞」が与えられる(5つ星は、総合得点で170.0点以上、歩行者保護性能試験で高評価を得るなどの条件を満たす必要がある)。

 そのほか、側面衝突試験でサイドカーテンエアバッグ(SCA)の評価を行った場合、HVやEVなどは衝突後の感電保護性能評価試験に適合した場合、予防安全性能評価を受検した場合には、それぞれを表すマークが与えられることから、記事中ではそれぞれ【SCA】、【感電保護】、【予防安全】と表記した。

 それでは、衝突安全性能評価の総合得点の高い順に紹介する。まずはベスト3だ。4~11位は次ページ以降で紹介する。

1位:インプレッサ/XV(スバル)
総合得点:199.7点(96.0点)

総合評価:★★★★★(ファイブスター)

歩行者保護:96.07 乗員保護:95.02 シートベルト着用:8.00
マーク:【SCA】【予防安全】
そのほか:衝突安全性能評価大賞および同特別賞

試験で使用したグレード:インプレッサ 2.0i-L EyeSight

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スバル「インプレッサ」。国産車で初搭載となる「歩行者保護エアバッグ」が頭部保護性能試験で高得点を出すのに大きく寄与し、総合得点199.7点となった。なお、これまでの記録の189.7点(トヨタ「クラウン アスリート/ロイヤル」)を上回ったことから「衝突安全性能評価大賞」を獲得。また、特筆すべき安全装置を初めて備える車種に与えられる「衝突安全性能評価特別賞」は、歩行者保護エアバッグが評価されて同車に贈られ、三冠ともいうべき独占状態となった。

 

2位:プリウス/プリウスPHV※1(トヨタ)
総合得点183.6:点(88.3点)

総合評価:★★★★★(ファイブスター)

歩:80.58 乗:92.08 シ:4.00
マーク:【SCA】【感電保護】【予防安全】

グレード:プリウス S ※1:ヘッドレスト構造を変更したモデル

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トヨタ「プリウス PHV」。プリウスは、乗員保護のためのヘッドレスト構造が変更されたことから、変更前と後でそれぞれ1車種として試験を実施し、評価を行っている。その改良により、3位の変更前のプリウスと、2位となった変更後のプリウス/プリウスPHVでは、乗員保護性能評価で2.43点アップし、さらに★がひとつ増えてファイブスターを獲得した。

 

3位:プリウス※2(トヨタ)
総合得点:181.2点(87.1点)

総合評価:★★★★

歩:80.58 乗:89.65 シ:4.00
マーク:【SCA】【感電保護】【予防安全】

グレード:S ※2ヘッドレスト構造変更前のモデル。

 ご覧の通り平成28年度衝突安全性能評価の第1位は、199.7点という高得点でインプレッサ/XVが2位以下に大差をつけて獲得した。その原動力となったのが、国産車で初搭載となる「歩行者保護エアバッグ」だ。

 現代のクルマのボンネットは凹むことで衝撃を吸収する柔構造となっている。しかし、どうしても衝撃を吸収するような柔らかさを持たせられないのが、Aピラーやワイパーのあるフロントウィンドウ下部の辺り。接触事故を起こして歩行者がボンネットに乗り上げた際、そうした硬い部分に頭をぶつけることが特に危険である。そこで、柔らかくできないのならその上にエアバッグを展開し、直接ぶつけないで済むようにということで開発されたのが、歩行者保護エアバッグというわけだ。

 歩行者保護エアバッグのデモの様子や、どういう仕組みで働くのかについては、「【動画あり】国産車初「歩行者エアバッグ」の仕組みに迫る!」をぜひご覧いただきたい。

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歩行者保護エアバッグ。これが199.7点という高得点を出せた大きな理由のひとつだ。どうしても柔らかくできない部分を覆うように展開する。

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続いてはランキング4~7位

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