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2017/05/18

女性ドライバーも意識した
「スーパーグレート」は、
安全性も環境性も大きく進化。

排気量が異なる2種類のエンジンを用意

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6R20(T2)エンジン。現行の6R10より2L少ない10.7Lという排気量にしたことで約170kgの軽量化に成功。排気量を小さくしたにもかかわらず、さまざまな技術により低速トルクをアップした。

 続いてのポイントとなるのが、平成28年度排出ガス規制に適合した2種類の新型エンジンがラインナップされていること。どちらもターボ搭載の直列6気筒ディーゼルエンジンで、10.7Lの「6R20」型と、7.7Lの「6S10」型だ。

 6R20は6R系の最新型で、第2世代の排出ガスのコントロールシステムを搭載し、従来型の直列6気筒12.8L「6R10」よりも排気量を小さくしたにもかかわらず、トラックに重要な低速トルクのアップに成功している。その理由としては、制御の自由度を高めたこと、燃焼効率を最適化したこと、アシンメトリックターボチャージャーや新型EGR(排気再循環)バルブ、第2世代「X-Pulus」システムによる高圧コモンレールシステム(210→250MPa)などを搭載したことなどだ。

 また、全回転領域においてパワフルで扱いやすい特性を実現したという。そして、約170kgの軽量化を達成した。なお、6R20は最高出力や最大トルクの違いにより、T1からT3型まで3種類がある。

【6R20スペック】
T1型:最高出力265kW/1600rpm、最大トルク2000N・m/1100rpm
T2型:最高出力290kW/1600rpm、最大トルク2000N・m/1100rpm
T3型:最高出力315kW/1600rpm、最大トルク2100N・m/1100rpm

 小排気量の6S10に関しては、エアロシリーズで紹介したので、こちらをご覧いただきたい。なお、エアロシリーズ用の6S10は高出力のT2型のみが採用されているが、スーパーグレート用には、トルクは同じながら最高出力が20kWほど低いT1型も用意されている。

【6S10スペック】
T1型:最高出力260kW/2200rpm、最大トルク1400N・m/1200~1600rpm
T2型:最高出力280kW/2200rpm、最大トルク1400N・m/1200~1600rpm

勾配を予測して燃費効率を上げる「パワートレイン3D予測制御」

 なお燃費に関しては、ShiftPilotの搭載や、エンジンの軽量化などが貢献しているほか、登降坂の多い道でより効率よく走るための、「パワートレイン3D予測制御」機能がオプションで設定されている。GPSと3D地図情報を駆使して道路の勾配を予測し、アクセル開度や最適なギアの選択、積極的なエコロール(アクセルオフによる慣性走行)の作動を自動制御するオートクルーズの付加機能だ。

 ちなみにスーパーグレートには「LIMITED WING ECO PLUS」というパッケージがオプションで用意されている。同パッケージはパワートレイン3D予測制御機能、ドラッグフォイラー(運転席の屋根にあるエアロパーツ)、省燃費MIXタイヤ、サイドスカート&リアディフレクターという構成で、ベース車両と比較して最大15%の燃費向上を実現できるとしている。

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バンタイプは荷台の上部が運転席の屋根より上に垂直に突き出ているため、その部分が空気抵抗となってしまう。そこでドラッグフォイラーを運転席の屋根に装着することで空気の流れを改善し、燃費をよくするというわけである。

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安全機能も非常に力が入れられている!