2017/05/09
あのバブルカー「イセッタ」が
EVとなり再び大注目!
2018年より販売予定。
ヨーロッパでは、バブルカーとして熱烈な人気を誇る「イセッタ」。そのデザインを受け継いだEV(電気自動車)がヨーロッパのモーターショーで出展され話題になっている。
タマゴのような愛らしいデザイン「Microlino(マイクロリーノ)」は、イセッタのレトロデザインとEVの未来感の両方を兼ね備える。
マイクロリーノの原型となるイセッタは、元々はイタリアのイソ社が発売した「イソ・イセッタ」を、ドイツのBMW社がライセンスを取得し、市場に広め有名になった。2人乗りの小さいサイズに、丸みを帯びたユニークなデザインのイセッタは、ドイツでは毎年イセッタ・ファンが集うイベントが開かれるほど愛され続ける存在である。
イセッタは1955~1962年までしか製造されなかったが、約160,000台を販売する人気車となった。
冷蔵庫のように取っ手を回すとドアが開き、ハンドルはフロントに固定されているという斬新なデザイン、ベンチシートであること、背中にトランクを積めるリアキャリアがついていることなど、まるでおもちゃのような楽しい仕掛けもファンのハートを捉えて離さない。
映画の中では、ケーリー・グラントの乗用車としてイセッタが使われている(1959年)。ポップなデザインが当時の最新流行であったことが伺える。©BMW AG