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「Ever Drive」は、
高齢ドライバー事故を減らせるか?

2017年02月27日 掲載

問題のある運転をしたときはすぐにメールが家族に!

 利用者が運転リスクを発生させたときは、最大5人までの登録メールアドレスに対してお知らせメールが配信される。

 そのほか、運転の終了時間や、1日の詳細な運転記録、旅行時などの指定場所への到着のお知らせなども配信可能だ。

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1日の運転メールなどのイメージ。家族としては、利用者の運転が丁寧になっていくのがわかるのは安心できる。

リスクのある運転をしたことを確認できる結果として

 運転リスクを発生させたことが、他者も自分も確認できる仕組みは、ドライバーの安全運転に対する心がけを大いに強めるという。

 その証拠として同社が説明会で披露したのが、同社の法人向けテレマティクスサービス「e-テレマ」の成果。2016年9月現在で約2000社が契約しており、約13万7000台のクルマに導入されているサービスだ。Ever Driveのベースとなった、法人用サービスである。

 その2000社の内、100台以上という大規模な契約を結んでいて、なおかつ利用期間が1年以上になる企業が約70社ある。クルマの台数にして約4万4500台だ。その台数に対する改善率は、導入14か月後には速度超過では70.7%、急加速では65.0%、急減速では45.0%を減らすことができたという。

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速度超過、急加速、急減速を発生させた件数の推移。導入14か月後の時点で速度超過は目に見えて減っている。50か月後(=4年強)にはさらにアップし、83.4%、89.2%、72.7%だそうだ。

 e-テレマの場合、運転リスクが発生した際に、それを知らせるメールが届くのは運行の管理者や運転車の上司などになる。当然、運転者も注意されたくないため、日常から安全運転を意識するようになり、それが結果として運転の改善につながっていくというわけだ。

 Ever Driveの場合、メールの配信先は家族が設定されることが多いと思われる。家族の場合、非常に心配しながら「もっと安全運転をしてほしい」という話になるはずだが、真剣に訴えられたら、やはり注意をすることになるだろう。

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