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2018/02/13

ポルシェがEV開発を加速。守旧派からは「ポルシェよお前もか」の声。だけど心配なし。

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 独ポルシェは2月7日、2022年までにE-モビリティ(プラグインハイブリッド車やEVなどの電動自動車)の開発や生産に60億ユーロを投資すると発表した。これは同社がこれまでE-モビリティ開発に投じた金額を倍増させるもので、既存モデルのハイブリッド化や電動化、EV車の開発などに充てられる。

 同社では、電動ユニットも製造できるように既存のエンジン工場を拡張してきたが、車体自体の工場も今回の動きに合わせて拡張する。開発センターへの投資も加速させ、今回のプロジェクトによって1200名の雇用を創出すると謳う。また、同社の属するフォルクスワーゲングループとBMWやダイムラー、フォードなどが合弁で、欧州の主要な道路の400箇所に急速充電ステーションを建設・運営する予定で、すでに昨年着工している。

 電動化にあたってポルシェのファンが最も気にしているのが車自体のパフォーマンスだ。実際、筆者の知り合いの空冷ポルシェ乗りにEV化について聞いたところ、「時代の波とはいえ、ポルシェは家電とは違うからさ」と否定的な声もあった。だが、現在同社で計画されているEVスポーツカー(写真上)は、最高出力600PS、0-100km/hを3.5秒でこなし航続距離は500km。かつ15分の充電(800Vシステム電圧時)で400kmを走行可能だという。性能は十分以上だろう。

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 エンジン好きの守旧派も今回の発表を心配しているだろうが、しばらくは大丈夫そうだ。というのも、今回のプロジェクト発表時にエンジン搭載モデルの開発は平行して行うと同社は明言している。それに、新しく出たパナメーラ ターボS E-ハイブリッド(写真上)は4LV8エンジンとモーターで680PSのシステム出力を誇る。つまり"電化"されても、ポルシェはポルシェということだろう。欧州で販売されたパナメーラの60%以上がハイブリッドモデルということもそれを証明している。

2018年2月13日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)

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