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2016/08/01

世界5番目の月着陸国に入れるか?
JAXAの月面着陸計画がスタート

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SLIMが月面に着陸する瞬間をイメージしたイラスト。(c) 池下章裕

 近い将来の月面着陸を目指しているJAXA(宇宙航空開発研究機構)は7月14日、同日に開催された文部科学省の「第29回宇宙開発利用部会」において、「小型月着陸実証機」(Smart Lander for Investigating Moon:SLIM)の研究が評価され、「正式なプロジェクトへの移行が妥当」という審査結果が出たことを発表した。これにより、JAXAは正式に月面着陸を目指すことになる。

月を目指すのはもう古い? 事実はその逆!

 月といえば、アポロ計画を思い浮かべる人もいることだろう。同計画で1969年にすでに人類が到達したのだから、「今さら? 今度は火星じゃないの? もう月はいいんじゃないの?」という人もいるかも知れない。

 しかし、あのときはただ単に人類が訪れたというのに近い。月面の石を持ち帰るなどの大きな科学的成果ももちろんあるにはある。だが、実際のところはまだまだ調べ尽くしたとはいえず、月は地球に最も近いにもかかわらず、まだまだ謎に満ちあふれた天体なのだ。

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すでに人類は月に到達しているわけだが、今また月探査がヒートアップしている。(c) NASA

2010年代後半から20年代初頭は月探査のラッシュ!

 さらに、現在は豊富な資源を求めて、世界の大国による探査がヒートアップしている。また、将来の火星探査などの前線基地とする計画などもあり、さらなる探査が求められているのが現状である。

 実際、2017年から2021年までは、米ロに加えて、中国やインドなども加わって、月面着陸機の打ち上げ計画が年1~2回のハイペースで続く状況で、まさに月争奪戦の様相を呈しているのだ。

 また、「スズキが月面探査レースに参戦! チーム「HAKUTO」と契約」でも紹介したように、「Google Lunar XPRIZE」での民間企業による月面ローバーを用いた無人探査技術コンテストも17年の打ち上げが迫っている。

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今後打ち上げが予定されている、世界の主な月面着陸機の一覧。

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日本が世界を相手に月着陸を目指す理由とは!?

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