JAF Mate Neo くるナンデス

2018/06/21

アウディの歴史を体感する「アウディ・ミュージアム」は、エポックメイキングな旧車天国だ!


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(c) AUDI AG

 南ドイツ・ミュンヘン市から電車で北へ45分ほどのインゴルシュタット市にアウディ本社 Audi Forum Ingolstadt はある。入口の右側に立つガラスを多用した円柱の建物が、1899年アウグスト・ホルヒによって創立されたアウディの歴史を体感できるアウディ・ミュージアム Audi Museum Mobile だ。

ホスピタリティーのひとつがミュージアム

 ポルシェ・ミュージアム、フォルクスワーゲンのアウトシュタット、BMWミュージアム‥‥。ドイツの主な自動車メーカーは本社の敷地内に自動車ミュージアムを有している。
 ドイツでは新車を購入すると、ディーラーで受け取るか、メーカーの本社に直接ピックアップに行くことができる。ドイツのメーカーの本社が、新車の受け渡しが行われるデリバリーセンターの他に、ミュージアム、レストラン、ショップ、工場見学といったビジター向けのサービスを提供しているのは、マイカーを手にするという晴れの日を、ミュージアムや工場見学、おいしい食事などで素敵に彩ってあげたいというメーカーからのホスピタリティの表れなのである。

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4階に渡る巨大な自動車の観覧車は見もののひとつだ (c)AUDI AG

 アウディ・ミュージアムに足を踏み入れてまず目を引くのは、4階までの吹き抜けに立つ巨大な自動車観覧車である。アウディの歴代車を乗せたこの観覧車は、特別展のテーマごとに展示車が変えられ、まるでアウディの歴史を誇るかのように優雅に周回を続けている。

 全4階建てのミュージアムは、1階が映画館、2階がミュージアムショップと特別展示、3階と4階が常設展示のための空間となっている。
 2000年にドイツの建築家グループ『HENN』によって設計された円柱の建築は、それぞれの階層が4つのリングからなるアウディのエンブレムを象徴する。車輪でもあるミュージアムのフォルムは、円に沿ってビジターが展示空間を移動し、パーティションが円を描いて移動するなど、前進するアウディの移動性を表現する。

 ミュージアムのアーカイブを担当するコーバー氏のセレクトによる、アウディ史を飾ったエポックメーキングな名車の一部を紹介したい。

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アウディを世に知らしめた「アルプスの覇者」

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