充実カーライフ あのシリーズにも時代の流れが!
人気のおもちゃに見る「平成」
プラレール&トミカ編

昔から親しまれている人気のトイシリーズも「平成」という時代を反映し、さまざまな進化を遂げてきた。人気のオモチャたちが「平成」の間にどう変わっていったかを紹介していこう。

2019年03月14日 掲載

JAFメディアワークス IT Media部 大坂 晃典

懐かしいけど新しい? 平成の時代を駆け抜けたおもちゃたち。あなたにとって親しみのあるおもちゃはどれですか?

 「平成」はバブル崩壊のきっかけとなったブラックマンデーの後に始まり、共働き世帯の増加やインターネットやSNSの普及など、我々の生活が大きく変化した時代でもあった。玩具の世界でも、そんな時代の移り変わりや流行を反映した商品が多数登場した。本記事では「平成」という時代が反映された人気のおもちゃの中から「プラレール」と「トミカ」をピックアップ。その進化を紹介していく。

ついにスマホ操作が実現!「プラレール」

 昭和34年/1959年に誕生し60年もの間、象徴的な青いレールの規格を一切変えることなく走り続けてきた「プラレール」。その一方で、遊び方は平成の時代に伴い変化を遂げている。自動改札で遊べる駅が登場し、近年ではスマートフォンと連動してAR機能が楽しめる列車が発売されるなど、時代に合わせてどんどん進化している。

◆平成6年/1994年◆
J-19人形あそび自動改札駅

 自動改札が普及したタイミングで、トミカにも自動改札駅が登場。写真左の白い柱が切符の販売機になっており、オレンジカードを模したカードを差し込むと切符が出てくる仕組み。その切符を手前の細長い台の端に入れてダイヤルを回すと、逆の口から吐き出され自動改札を模している。

自動改札で遊ぶのがメインになっているため、列車と駅の縮尺は合っていないが、そこはご愛嬌。

◆平成12年/2000年◆
おしゃべりトーマスセット

 しゃべりながら走る機関車トーマスが誕生。初めてサウンド機能を搭載したプラレールとなった。「おしゃべりシリーズ」は今も新製品が続々登場しており、最新モデルは効果音や音楽に加え、英語でクイズを出題したりと、より多機能になっている。

シリーズ最新版は日本語だけでも50種類以上のトークを収録。英語のトークが聞けるタイプは、英語のクイズが10種類以上楽しめる。(C)2019 Gullane(Thomas)Limited.

◆平成29年/2017年◆
今日からぼくが駅長さん! ガチャッと! アクションステーション

 「プラレール」にいよいよホームドアが登場。1~3番線まであり、1番線のホームドアは列車の停車、発車にあわせて自動で開閉。ドアが動く際は効果音も連動して流れる。1番線と2番線は、レバー操作で列車の停車や発車のコントロールが可能。3番線のホームドアは手動で開閉できるようになっている。さらに「AR機能」も導入されており、スマートフォンをかざすと駅のホームにプラキッズがたくさんいる様子が楽しめる。

都会の大型駅をイメージしたアクションステーションは「トミカ」で遊べる駅前ロータリーも付属している。JR東日本商品化許諾済

◆「プラレール」最新モデルはこちら◆
ライト付きパパとぼくの300系&N700typeAのぞみダブルセット

 この度、親子2世代で楽しめる平成を代表する新幹線「のぞみ」のダブルセットが登場。平成4年に誕生した初代300系と最新型であるN700系の、平成に登場した新旧「のぞみ」のセットが3月14日から発売となる。

ハイパワーライト搭載のスペシャル仕様。どちらもこのセットでしか手に入らない新幹線になっている。※レールは別売 JR東海承認済 JR西日本商品化許諾済

バブルの象徴から自動走行車まで!「トミカ」

 「トミカ」は昭和45年/1970年の誕生から、車社会の発展とともに時代を反映したラインナップを展開。また、新たにキャラクターとのコラボモデルなども登場した。実車モデルとしては、金型からこだわったハイディティールコレクションモデル「トミカプレミアム」が登場。平成に入ってから高額で話題になった「NSX」をはじめ、ハイブリットカーやEVなど、時代を反映した車種をリリースしている。

◆平成24年/2012年◆
ドリームトミカ

 「トミカが夢のコラボレーション!」をコンセプトに、アニメやマンガのキャラクターやコンテンツとコラボしたシリーズが誕生。トミカのリアル路線とは異なり、アニメ・マンガ・ゲームで使われた実車や架空の車も登場し、キャラクター好きをターゲットにしたシリーズになっている。

平成29年/2017年にリリースされた「ドリームトミカ No.144 ミニオン/ボブ」(C)TOMY & (C)Universal Studios

◆平成28年/2016年◆
「チャージトミカ」シリーズ

 EVのように充電式で走り、専用チャージャーで充電することができるトミカが登場。自動車業界で電気自動車や自動運転車が話題になっていることや、自動で動くトミカが欲しいという要望に応じて誕生した。

◆平成27年/2015年◆
トミカプレミアム

 トミカシリーズから誕生したハイディティールコレクションモデル。各パーツやディテールを再現するため、新たに金型を開発するなど、細かな部分にまで妥協せずにこだわった製品となっている。また、対象となるモデルは、クルマのカテゴリーにとどまらず戦車から人工衛星にまで及ぶ。

平成4年~6年まで発売され、当時は最も高額な国産車と言われた「ホンダ NSX Type R」もトミカプレミアムで登場!

◆「トミカ」最新モデルはこちら◆
音と振動が楽しめる新ギミック搭載タイプ「トミカ4D(フォーディー)」

 エンジン音と震動をプラスして「4D」に! トミカに"体感"を加えるというコンセプトで開発されたのが「4D」モデル。車体を上から押し込むことで、実際にエンジンがかかったかのようなエンジン音とアイドリングの震動を体感できる。
関連記事はこちら

モーターはついておらず自走はしないが、手で走らせるとランダムでエンジン音が変化して、走行している風のサウンドが楽しめる「日産 R35型 GT-R」。

 こうして振り返ると「プラレール」も「トミカ」も本来の魅力を残しつつ、時代の空気をしっかりと取り入れていることがよくわかる。新しい元号の時代には、どんな変貌が待っているか楽しみだ。

資料提供/株式会社タカラトミー