充実カーライフ 大阪で「たき火」をメインに楽しむ珍店「焚火屋火火」オープン!

なんば駅から電車で5分ほどの阿波座駅から徒歩10分と駅近で、オフィス街から仕事終わりに立ち寄れるたき火スポット「焚火屋火火」が11/2にオープンした。たき火をメインにしたお店とはいったいどんなものなのだろうか。

2018年11月22日 掲載

JAFメディアワークス IT Media部 大槻 祐士

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「焚火屋火火」でたき火を楽しむ女性グループ。オフィス街のすぐ近くだということが分かる。

 みなさんは、「たき火」と聞いてどんなものを思い浮かべるだろうか? 薪を使ってキャンプの煮炊きなどに使うスタンダードなものから、落ち葉を集めて燃やす「落ち葉焚き」、さらには学校の文化祭などの締めくくりに登場する「キャンプファイヤー」まで人によってさまざまなものを思い浮かべるだろう。それぞれ大きさも用途も違うが、ただ一つ、たき火の周りには必ずといっていいほど人が集まっていることは共通している。

 たき火を囲んで、パチパチと燃える音を聞き、不規則に揺らぐ炎を見つめているだけで心が癒される。身体の芯から温まり、気持ちが穏やかになる。そんな魅力が、人を自然とたき火に近寄らせるのではないだろうか。

 今回は、そんなたき火の魅力にとり憑かれ、たき火イベントを主催してきた、たき火プロデューサーの建部彰一さんが11月2日にオープンした「焚火屋火火(たきびやびび)」を紹介しよう。

焚火屋火火とは?

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「焚火屋火火」のロゴが描かれた木片とキャンドル。火の揺らめきはなぜだか落ち着く。

 「焚火屋火火」は、建部さんが冬期になると毎週のように開催していたたき火イベントから発展した、たき火をメインに楽しむ店。イベントスタート当初は、アウトドア好きの集まるイベントだったが、近年はアウトドアをしたことのない人も集まるようになり、もっと気軽に立ち寄れるたき火スポットを作ろうと開店したという。実際、なんば駅から電車で5分ほどの阿波座駅から徒歩10分と駅近で、市街地から仕事終わりに立ち寄ることができる場所にある。

 同店では、チャージ料金は一人1,500円で薪とたき火台を使用することができる(薪の本数、制限時間などは基本的になし)。さらには、ひざ掛けやショールを無料で貸出ししているので、暖かいだけでなく、火の粉や灰が服につくことも予防できて、手ぶらでたき火を楽しめる。建部さんこだわりの広葉樹の薪は、火もちがよく温度が安定している上、香りも良いのだという。さらにたき火台もこだわりで、炎をより美しくみせるため大型でフラットなタイプを選んでいるという。フラットタイプは、薪の組み方、炎の上げ方、熾火の作り方などに自由度があるのだそうだ。

 建部さんは「串焼き、焼き芋、鍋など調理に必要な炎はちょっとずつ違います。欲しい熱の量、炎の大きさ、見た目、すべてその日の気温や天候、体調によっても変わってきます。ただボーッと火を眺めたい時の火もあります」とたき火のプロならではのコメントをしてくれた。

 火おこしは要望があればスタッフが手伝ってくれるので、アウトドア経験のない人でも大丈夫だという。しかしながら、来店する人たちは圧倒的に、自分で火起こししたいという人が多いそうだ。

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たき火でジャンボマシュマロを焼いているところ。この他にソーセージ、ブロックチーズ、ブロックベーコンなどを炙って食べることができる。メニューは全て500円。

 また、たき火で調理できる食べ物を取り揃えていて、定番のジャンボマシュマロやソーセージ、たき火の中に入れて調理する焼き芋や焼きたまねぎ、じゃがバターなどまるでキャンプをしている気分になれるラインナップ。生ビールやチューハイ、ソフトドリンクもあり、子どもから大人まで楽しむことができる。

 さらにすぐ隣にある中之島漁港で購入した魚介類を漁港で調理してもらって持ち込みすることも可能で、新鮮な魚介を使った鍋をたき火で炊いて食べることができる。また、海鮮丼、刺身などもたき火の近くで温まりながら食べることができる。

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ひざ掛けやショールは無料で貸し出している。高層ビルの夜景を前にしながら、たき火でソーセージを炙る女性たち。お酒を飲まずとも話が弾みそうだ。

 建部さんは「近年の都会の生活では、たき火を使うことがあまりなくなりました。たき火を囲んでいると、心も体も癒され、横にいる知らない人とも気軽に話すことができます。1人になりたい時も、誰かと話したい時も、優しく見守られているようです。さらに、当店で提供している食材も、たき火で焼くだけでものすごく美味しくなります。単なるキャンプの疑似体験だけではない、焚火の不思議な力を体感していただきたい。たき火を通して多くの人を癒し、人と人の繋がりを作りたい。この店を通じて、たき火を危ないものとして避けるのではなく、その楽しさやありがたさを考えるキッカケを作りたい。火をどう扱うと危険になるのかも伝えていきたいと考えている」と熱くコメントしてくれた。

 同店は今後、火の教育「火育」として、小さい子どものいる家庭向けにた火のつけ方、火の危険さ、火との付き合い方を学ぶ講座を開講していくという。