JAF Mate Neo 美食同源

2016/11/11

旬を食べよう! めまいを改善! 「ラム肉」&「ビーツ」

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旬の食べ物には、その時季に必要な栄養を満たす力があります。自然の理にかなう食べ物で、おいしく元気に美しく、そして楽しいカーライフをお過ごしください。今回は、12月頃が旬の「ラム肉」と「ビーツ」です。医学博士の石原結實さんに効用をお聞きし、管理栄養士の北嶋佳奈さんにレシピを作っていただきました。ぜひ、お役立てください。

めまいは「水毒」。冷えが招く余分な水分が原因。

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監修=石原結實いしはらゆうみ(医学博士・イシハラクリニック院長)

イシハラクリニック院長・医学博士。長崎大学医学部卒業、同大学院博士課程修了。長寿で有名なグルジア、スイスなどで最前線の自然療法、食餌療法を研究し、独自の健康療法を確立。著書多数。テレビ、雑誌、講演会などでも広く活躍中。

 冷え込むこの時季、気をつけたいのは、めまいです。漢方医学では、めまいは、体に余分な水がたまった「水毒(すいどく)」の一症状です。耳の奥の内耳にリンパ液という水分がたまり過ぎ、平衡感覚が狂って起こると考えられています。一般的に、冷え性、貧血の人にめまいが起こりやすく、それは体が冷えていて体温が低いため。すると、血液の循環が悪くなることが代謝の悪化につながり、体内に余分な水分をためこんでしまいます。
また、冬場は、寒暖差もめまいを引き起こす要因です。暖かい室内から室外へ、あるいは暖房の効いた部屋から冷えた部屋へなど、急激に冷気に触れることで、暖かいところでは拡張している血管が急に収縮して血圧が上昇するため、あるいは体が冷えることで血流が悪くなるために、自律神経が乱れて、めまいが起こりやすくなるのです。
 めまいの改善に大切なのは、まず、体をあたたかくすること、そして血流をよくして水分の排出(汗・尿)を促すことです。そこで、今回おすすめする旬の食材は、ラム肉とビーツです。
 ラム肉は、貧血を予防し、体温を維持する鉄、体温を上げる効果のある短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸、たんぱく質が豊富です。しかも、脂肪の量は約8%。牛肉や豚肉が30〜40%であるのに比べると常に少なく、とても健康によい肉なのです。
 ビーツは、砂糖大根とも言われ、ロシアでボルシチによく使われる根菜です。漢方医学では、寒い地方で採れるもの、根の野菜、暖色系ものは、体をあたため免疫力を上げる陽性食材としています。ビーツは、まさにそうした陽性食材です。貧血を予防し体温を上げる鉄に加え、鉄の吸収をしやすくさせる銅、さらに、血管を柔らかくし、血流量を増やして体をあたためるNO(一酸化窒素)が豊富に含まれています。
 冬は、体が冷えて血液の流れが悪くなり、汗も出にくくなるので、余分な水分が体内にたまりがちになります。冷え性の人、貧血の人、そして、水分をよく摂る人、汗をかきにくい人、尿の量や回数が少ない人は特に注意が必要です。ラム肉とビーツを積極的に摂ることで体温を上げ、血行をよくし、体内の余分な水分を排出して、めまいの改善に努めましょう。(談)

→次ページ:ラム肉とビーツで、めまいをチョップ!ボルシチ風ラムチョップ

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